家には、30年来開けてない7段飾りのお雛様がある。娘のものであるが、とうとう飾る時期を逸してしまった。それから、なかなか飾る機会がなく、現在に至っている。娘曰く“だから結婚が遅くなってしまったのよ”・・・と 孫娘には 早く用意してねとせっつかれていたが、ここは旧歴で行くから、4月3日までで良いのよと言い聞かせながら、やっと買ってあげることができた。家が狭いので、内裏雛だけにしたがちょっと寂しいのは否めない。お雛様も様変わりをしていて、近代的なお雛様も目につくようになった。私も、地味ではあるがちょっと変わったお雛様にしてみた。顔がとても可愛らしく今様な感じがして、とても好感がもてたので・・・昔は7段飾りの中の嫁入り道具で遊んだり、お雛様でおままごとをしたものであった。翁のかざりものなど所狭しと飾られていたあの頃の雛祭りがとても懐かしく切なさとともに思い出された。孫が、無事に健康に育ちますよう祈りつつ飾り付けをした。
0 件のコメント:
コメントを投稿